公益財団法人京都青少年育成スポーツ財団

理事長あいさつ

理事長
(星和電機(株)
代表取締役社長)
増山晃章
 今日、わたしたちを取り巻く生活環境は、日々大きく変化しています。利便性の向上、情報化社会の進展などにより便利で快適な生活ができるようになった反面、それらのことは運動不足やストレスの増加につながり、人々の健康を脅かしています。
 とりわけ、成長期にある子どもたちを取り巻く環境は、情報機器へののめり込みや、過度に知識を重視する社会風潮は、子どもたちの外遊びやスポーツの軽視につながり、体を動かす機会の減少や、深夜に及ぶ大人の現代生活は、子どもたちの乱れがちな生活を招いていると言えます。
 そして、子どもたちの体力は低下を続けており、健康への悪影響、気力の低下などが懸念されます。このまま成人した場合、病気になるものの増加や気力の低下によって次世代を担う力が弱体し、少子高齢化が進む我が国の社会が沈滞してしまうのではと危惧するところであります。
 当財団では、スポーツを通して、青少年の心身の健全な発達を促し、特に自己責任、克己心やフェアプレーの精神を培うとともに、仲間や指導者との交流を通じて、コミュニケーション能力と協調性を育成し、豊かな心と他人に対する思いやりの心を育むなど青少年の健全育成に寄与することを目的に事業を実施しております。
 我々の取り組みが、未来ある京都の子どもたちの豊かな人間性を培い、自ら学び、自ら考える、といった「生きる力」を身につける一助となれば幸甚です。
 最後に、我々の事業は、民間の出資・運営により社会貢献活動として、限られた経費で運営しております。当財団の目的にご賛同いただける方はご協力をよろしくお願い致します。