公益財団法人京都青少年育成スポーツ財団

設立趣意

 生涯学習の必要性が叫ばれている昨今、スポーツの振興はその推進に大きな一翼を担うものであります。特にオリンピックや国際大会に代表される競技スポーツは、人間の可能性の限界に挑むひたむきな姿が、見る人々に深い感動を与え、スポーツへの関心をいっそう高めるとともに、人間の生き方に対して積極的な姿勢を育てる上でも好ましい影響力を持っています。
 とりわけこれからの将来を担う子供達においても、スポーツの振興は、青少年の健全育成や心豊かで活力ある社会を築くうえで大変重要であります。
 現在、何かと運動不足が叫ばれる中、本来の子供らしい感動や活気を充分に呼び起こせる競技大会が今までにも増して必要であると考えます。
 そこで、幸い、永年にわたり京都小学生駅伝競技に協力させて頂いてきた経験を活かし、スポーツという観点から、青少年の活気に満ちあふれる身体と望ましい社会的態度の育成など、青少年の健全育成を図り、また生涯の思い出となる大会を通して、個々の子供に内在する才能を見つけ伸ばしていくスポーツ文化の研究を推進し、様々な競技大会への出場、駅伝大会開催に対する支援を行いたいと考えます。このことを通して将来京都に一人でも多くのオリンピック選手がでるきっかけになれば望外の喜びであります。

平成9年10月27日「設立発表会」冊子より